一級建築士試験ミニマル勉強法

平凡な人間が一級建築士試験に挑戦したらどうなるか?失敗や勉強のポイント、コツなどを紹介していきます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

学科Ⅴ:施工

施工は、受験者全員にとって難しい科目です。しかも近年は難易度が上がっているようです。施工とは現場の話ですが、まず設計実務の人間で若い人はそんなに現場に詳しくありません。実施設計をやっていても作業時間は確保したいし現場との調整もあって実際に…

学科Ⅳ:構造

構造は、得手不得手がはっきり分かれる科目です。建築の分野には、構造を専門とする仕事があるため構造系の人はだいたい満点(30点)近くを取ります。私も本番では28点でした。ですが、私も最初は苦手で全く分かりませんでした。単純梁のモーメントってどうや…

学科Ⅲ:法規

法規は時間との勝負です。近年は以前ほど時間が足りないことはないという見解もありますがまだまだ時間との勝負であることに変わりはありません。法規のコツは、法令集を見ないで解ける問題をいかに増やすかということと問題を解く勘を養うということです。…

学科Ⅱ:環境設備

環境設備は、計画と似ていますが少し違います。環境設備は、用語の暗記と現象のメカニズムを理解することが重要です。暗記だけでは問題を解けません。逆に言えば、だいたいの理屈を理解していれば少々問題の文言を変えられても対応できます。よって環境は、…

学科Ⅰ:計画

学科Ⅰの計画は、最も問題を解きやすい科目です。なぜなら、一般常識になっている知識が多いからです。でも、いざ20問全部を解いてみると、思ったほど点数が伸びません。というか、全科目のなかで最も曲者なのが学科Ⅰです。なぜかというと、一見するととっつ…

勉強時間の確保

勉強時間ですが、私の場合は下記のように確保しました。朝:電車通勤の電車の中で過去問を30分間昼:昼休憩に会社の近くのマクドナルドで構造力学を30分夜:電車通勤の電車の中で過去問を30分間夜:子供を寝かしつけた後に22:30~0:30で過去問を2時間これを…

いきなり過去問題集をやる

最初から過去問題集を解きます。よく学校の教材で過去問題集の前に準備段階を設けて少し簡単な問題をやらせる場合がありますが、その必要はありません。本番で解くレベルの問題を最初から解きます。なぜなら本番と同じレベルの問題に時間を多く使った方が効…

基本的な勉強方法

基本的な勉強方法は、毎日、過去問題集を解いて、解説を読んで、理解していない部分の参考書を読むことです。これだけです。試験本番までの残り日数から、だいたいどのくらい勉強できるかは決まっています。だからまず、試験本番までどのくらいの勉強量をこ…

過去問題集と参考書の購入

前回お伝えしたように学科試験合格に必要なものは、過去問題集と参考書の2つで十分です。費用としては数千円~1万5千円くらいです。ただ、最低3回やる必要があります。だいたいの問題集には、各問題の上部にチェック用の四角が印刷してあって、解いたごとに○…

学科試験不合格の原因

私が学科試験を不合格になった原因は下記の2つでした。 1.過去問しかやっていなかったこと 2.試験直前に模擬試験を受け過ぎたこと 1.について 過去問を2回3回とやっていると、答えを覚えてしまいます。 よく問題を考えずに、パターンで反射的に不適合の選択…

一年目の学科試験不合格

私は一級建築士試験に挑戦して今年で3回目です。1年目は、学科試験で不合格。2年目は、学科試験に合格して、製図で不合格。今年3年目で結果を待っているところです。性格がおおざっぱなので、勉強方法はシンプルでミニマルにしたい。そのため、勉強を始める…

実体験をお伝えしたい

先日10月9日に平成28年の一級建築士試験の製図試験が行われました。今年も受験生の長い戦いが終わりました。一級を受ける方は、実務についている方も多いと思います。私もそうですが、時期になると会社(設計事務所)で同僚と話題になります。でも、合格者も…